面接のNG行動

面接時に気を付けるべき言動

社会人経験が浅い場合や学生の場合、面接時に驚くほど失礼な言動をとることがあります。
面接で落とされたいならいざ知らず、採用されたいと思うのであれば、面接官を怒らせてはいけません。
敬語の使い方を間違うなど、不慣れゆえのミスはまだ許されますが、不遜な態度は最大級の無礼と言えます。

社会人になってからも、先輩や上司にミスを指摘されただけで「パワハラ」として訴えるケースが増え、日本人の劣化が危惧されています。
経験を積んで転職する際、その能力をより高く評価してくれる企業を選択することは良くあります。
しかしながら、それほど経験を積んでいないアルバイトの面接で、不遜な態度は不適切です。
例え学生のアルバイトであっても、ビジネスマナーは守らなければなりません。

人を不快にする態度

面接のために時間を割いてもらっているという感覚がないと、最初の挨拶の際にそれが表れます。
人材を選ぶ権利は企業側にあるという事を考えると、自分自身は売り込まなければならない商品であり、面接は営業だということが理解できるはずです。
その営業の場で「この商品を買ってもいいですよ」という態度では、相手は絶対に買ってくれないでしょう。
面接をするということを、根本的に勘違いしている求職者が増えているのです。

まず基本は挨拶ですが、「失礼します」や「よろしくお願いします」が言えないのは問題です。
印象が悪く、採用リストから削除されるのは必定です。
もし雇ってしまった場合、職場でトラブルメーカーになる危険性があると見なされます。

口のきき方は重要です。
尊敬語や謙譲語は使えない場合は無理せずに丁寧語でも許される場合がありますが、タメ口は一般的には許されません。
稀にこだわらない職場や面接官は存在しますが、一般的ではありません。
なれなれしい口のきき方をする求職者に対しては、面接官があからさまに不快感を表すこともあり、早々に面接を切り上げてしまうケースもあります。
面接官は人材という商品としての自分を品定めしているお客様です。
自分を売り込みたいのであれば、常識ある態度を身に着けなければいけません。

稀に面接に来ているにもかかわらず質問に対して反応が鈍く、ろくに返事をしない求職者がいるという報告があります。
逆の立場で、もし自分が面接官であった場合、そんな人材を受け入れるでしょうか。
雇用する側は、変な人材を雇い入れるリスクは徹底的に避けます。

立ち居振る舞い

入室する際に挨拶をしない、促される前に着席する、足を組むなど「ふてぶてしい」と思わさせる立ち居振る舞いをすれば、面接はそこで終わりです。
アルバイトをするということは、労働を提供し賃金を得ることです。
雇う側が求めるものは、支払う賃金に見合った労働であり、それを心得ている人材です。
わざわざ労働意識の低い、ヒューマンスキルの低い人材を雇い入れる酔狂な職場は存在しないのです。