面接の入退室の流れ

バイトの応募方法

多くの場合求人に対する応募は、携帯やPCが簡単に応募する事ができるため、ボタン一つで済みます。
バイトの求人サイトや求人誌は不特定多数の求職者が同時に閲覧していることを忘れてはいけません。
飲食店や軽作業などの履歴書不要の求人の場合、早い者勝ちの傾向にあります。
それでも応募者が多数の場合、履歴書や職務経歴書の送付が要求される場合もあります。
その場合は書類選考となり、年齢や居住地、学歴や職歴からふるいにかけられます。

職種によっても求人の流れは多少異なりますが、一般的には必ず履歴書と職務経歴書は送ります。
書類選考が通れば次に来るのは面接です。
連絡はメール、もしくは電話でありますので、希望の方法を事前に伝達しておくと良いでしょう。
いざと言う時に連絡が取れなかったために、別の求職者に権利が移ることもあるのです。
電話に出られない時間帯を明確にしておくか、連絡方法をメールにし、常にチェックすることが肝要です。

面接での心得

面接で落とされることの無いように準備をしておくべきでしょう。
面接官にとって、求職者は全て初対面ですから、比較材料はマナーと態度です。
少なくとも、一般常識と社会性を推し量ることができるのです。

では、求職者が面接で気を付けなければならないことは何でしょう。
面接に至るまでの電話の対応も全てチェックされていると考えて間違いないでしょう。
さらには服装や言葉遣い、質問への受け答えなどは勿論重要です。
しかしながら、一番重要とされているのが入退室の時の所作だとも言われます。
面接官は第一印象を重んじるケースがあるため、入退室時のマナーは最重要と言っても過言ではないのです。

秘書検定でも受けていない限り、あまりビジネスマナーについては知らないのが多数派でしょう。
面接方法も企業によって異なります。
複数一纏めで行う形式の場合や、ブースや個室で待たされていて、面接官が入室してくるケースもあります。

まず、個室に呼ばれて単独で面接を行う場合は、当然入室の際にはノックをします。
ドアは2回ノックし、中から入室を促す返答があってからドアを開け「失礼します」と一礼をします。
ドアを閉める際はドアの方を向いて、静かに閉めましょう。

ここで重要なのはお辞儀の仕方です。
だらしないお辞儀ならば、むしろしない方が良いくらい悪印象となるので慎重にしたいところです。
正しい姿勢で、上体を曲げすぎず、45度程度にきれいに曲げたところで動作を数秒止めます。
上体を起こす時はゆっくりした動作が基本です。
綺麗なお辞儀をするだけで好感が持たれ、それが決定的なポイントとなる可能性もあるのでおろそかにはできません。

その後すぐに着席してはいけません。
まずは椅子の左わきに立って名乗り、もう一度お辞儀をします。
着席するのは、着席を促されるまで待たなければなりません。

当然の事ですが、脚を組んだり、テーブルがある場合肘をついたりしてはいけません。
脚を揃えて背筋を伸ばし、両手は膝の上で軽く組むのが正しい姿勢です。
尚、持ってきた鞄は右手が利き手なら右側の床に置くのがマナーです。

面接が終わっても安心するのはまだ早いのです。
体質時のマナーも同様にチェックされていることを忘れてはいけません。
面接のために時間を割いてもらったことにお礼をし、来たときと同様に椅子の左側に立って「失礼します」と一礼をします。
ドアを開ける前に振り返り、再び「失礼します」と一礼するのが退室時のマナーです。