ホールスタッフの仕事内容

飲食店でのバイト

数多くの職種の中で、飲食店が最もアルバイトを見つけやすく、且つ就業しやすいため、飲食店専門の求人サイトがあります。
不況時でも、外食産業は最も痛手を蒙る業種ではありますが、それでも無くならないのが世の常です。
飲食店と一言で言っても、その中でも仕事の種類は多岐にわたります。
飲食店でのバイトを希望するものの、個々に得意分野と苦手分野があるのは言うまでもないでしょう。

飲食店のバイトに特化して検索すると、大きく3つに仕事が分類されます。
1つ目はホールスタッフ、2つ目はキッチンスタッフ、3つ目がデリバリースタッフです。
デリバリースタッフはない店舗も多く、多くはホールスタッフかキッチンスタッフに分類されます。
ご存じの様に、飲食店は厨房で調理する人と、接客する人たちとで成り立っています。
勿論、細かく分ければ売り上げ計上をする経理や職員の勤怠管理などを行う人事、事務・総務などを行う管理部門もあります。
ただし、一般的にはそうした職種は正社員か派遣などの非正規雇用の事務経験者が行うため、飲食店専門の求人サイトには掲載されません。

ホールスタッフの仕事の特徴

ホールスタッフのメリットとては、履歴書不要の店舗が多い事です。
つまり、未経験者でも働ける事に魅力があるのです。
ホールスタッフもその一つですが、実は予想した以上の経験が必要な職種でもあるのです。
最初は誰でも初心者で、失敗のリスクもゼロではありません。
大きなデメリットとしては、接客であるが故に、失敗した場合に直接クレームを受ける可能性があることでしょう。

ホールスタッフの仕事は、大きく分けて6つに分けられます。
お客さんを出迎えて席にご案内し、注文、配膳、片付け、レジ、店の掃除が一般的な流れです。

まず、来店したお客さんに挨拶をし、席に誘導することから始まります。
禁煙か喫煙かなどのをリクエストを受け付ける店舗もあります。
また、混雑している場合は順番をリストに書き込み、順番に案内するのも大切な仕事です。
この時点で、店員の態度が待つか他の店を探すかの判断材料となることを忘れてはいけません。

席に着いたお客さんに水を運びつつ、オーダーを取ります。
オールスタッフで一番多いミスはオーダー時に発生するのです。
テーブルを覚えていないなどの初歩的なミスで、オーダーされた料理がどこのテーブルかわかりなくなるミスも多いのです。
記憶力に自信が無い場合はメモを取る事が肝要ですが、店舗によってはオーダー端末が導入されているので、オーダーミスは減少傾向にあります。

オーダーそのものを伝達し忘れることもあり、その場合はお客さんを激怒させる危険性があります。
その際の謝り方が不十分であった場合、火に油を注ぎ、店舗の評価に繋がってしまいます。
接客態度は店舗にとって最重要で、例えアルバイトであってもプロ意識を持って接客に勤めなければなりません。

料理を運んだり片付ける際にも失敗はありえます。
落としたり、食器を割ったり、お客さんの衣類を汚すなども少なからずあります。
衣類に沁みを点けたり、万が一火傷を負わせたり、割れた食器で傷をつけるようなことがあった場合は、店の責任となってしまいます。
クリーニング代や医療費の支払い義務が生じるので注意が必要です。

レジでは、複数で来店したお客さんが個別の支払いを希望する場合はそれに応じる必要があります。
レジは経験を積めば、飲食店でなくともスキルを生かすことができるメリットがあります。